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第7回 「自分にベクトルを向ける」 岡井 駿典
今回、部員ブログを担当させていただきます2年の岡井です。今回は自分のサッカー人生において影響受けた言葉について述べさせていただきます。多くの人が大学でのエピソードなので自分は高校時代から今も頭にこびりついている言葉について語ります。

高校時代の監督に自分は大きな影響を受けました。自分は入学前から県のトレセンなどで指導していただき、選手としてはもちろん、人としても成長させていただきました。

市船は監督から発言をする場が多かったです。練習前後、週末の公式戦に向けて、週1回の全体などのミーティングがあります。どの場においても1番に言われるのは人としてです。選手も人なので、まず人としてその行いが正しいかどうかを問われます。人としてダメな奴は、一流のプレーヤーになることはできないと常々言われ続けました。

その中で自分が頭に残っているのが「自分にベクトル(矢印)を向ける」という言葉です。この言葉を聞いたことある人は多いと思いますが、自分に矢印を向けるのは意識していても簡単にできることではないです。

自分にベクトルを向けるとは、簡単に言うとなにが起きても自分が原因だったと考えることです。人は失敗した時や不満なことがあったときに自分よりも他人に目を向け、誰かのせいにしがちです。

サッカーに置き換えると、味方からパスを受けようと呼び込むが味方はドリブルして相手にボールを取られ、これに対してパスを出せと文句を言う。しかし、本当にドリブルをした味方が悪いのか、自分はパスを出しやすいポジションをとれていたのかと考えることが「自分にベクトルを向ける」ということです。

いかに、サッカーが上手い選手でも自分に面と向かって問いかけることができない選手は大成しない。自分自身のことを理解できてないやつがチームに貢献することはできない。

実際に、高校時代の同期は選手としての素質・能力は非常に高かったです。上手いし、速いし、強い普通にやれば負けるはずがない。入学する前から強い代になると感じていました。しかし、結果は一切残せませんでした。ここまで監督の期待を悪い意味で裏切った代となりました。「なんでお前らが勝てないか、人として未熟すぎる、自分に矢印を向けてないやつが多すぎる」と監督からはよく言われていました。

選手として成長するためにもまずは人として、皆さんもこのサッカーをできない期間に今一度、自分自身に問いかけてみてください。全員が今の意識のままではいけない、その危機感が必要です。チームとして、去年のインカレベスト4を超え目標である「日本一の集団」になるためにも今のままではいけない。練習ができない今だからこそ意識を変えましょう。

強い中大になるためには少しの時間も無駄にはできないです。チームとしての活動は行えませんが個人としては成長できます。強い集団は個が自律し、味方の足を引っ張りません。全員の足並が揃えて練習ができる日を待ちましょう。

長い文章になってしまいましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

  
2020/05/05 21:59
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