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こんにちは。今回部員ブログを担当させていただきます、2年の曽根崎亮です。今回は、「感謝」という気持ちを改めて実感したので、そのことについて書きたいと思います。

サッカー部では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、3月の末から活動が休止になりました。そこから2か月もの間グラウンドが使えないという環境になりました。こんな事態は、15年以上サッカーを続けてきた人生の中で初めてです。身体のコンディションを落とさないように、朝起きて走りに行ったり、ボールを蹴りに行ったり、筋トレもしていました。自分の思ったときに体を動かし、勉強したいときに勉強をして、疲れたら寝る。他にも、YouTubeを見たり、ゲームを始めてみたりしました。時間にゆとりがあり、且つ非常に自由な環境だったので、リフレッシュして過ごすことができました。
しかし、その生活も、最初の2，3週間で飽きてきました。普段ゲームをやらない自分がゲームを始めてみても、もって1週間でした。本当に好きなことでないと長く続かないものだな、と身をもって感じました。また、他人の目がないと、休憩時間だけ長くなってしまいがちでした。他の人に見られていることが自分の誘惑に打ち勝つ唯一の方法だと知ったのも、この期間です。
それと同時に、この期間で一番強く感じたことは、普段の環境が当たり前ではないこと。そして、その当たり前ではない普段の環境に対して、私たちは「感謝」しないといけない、と思いました。今回、普段はできていたサッカーができなくなり、今まで当たり前だったその環境に対して、常に感謝の気持ちをもってプレーするようにしようと思いました。そして今回せっかく気づくことができたので、それを忘れてはならない、と思います。
また、サッカー以外の生活中の普段の環境も、当たり前ではないことに気づきました。この期間は、家族の中で家にいる時間が一番長かったのが私だったので、様々な家事をやりました。掃除機をかける、食器を洗う、洗濯物を回してそれを干す、風呂の掃除をして湯船に湯を張る、など料理以外のことはたいていやっていました。そんな大したことではありませんが、これを毎日やると、かなりの時間がとられてしまうので、なかなかの負担になりました。母は、普段仕事をしている中で家事もやってくれているので、どれだけ母がこの負担を請け負ってくれていたのか、改めて気づかされました。感謝しなければなりません。父の場合もそうです。今回の自粛要請により、仕事を失う方や、稼ぎがものすごく減ってしまう方もいたと思います。そんな中、私が今こうやって普通に暮らしていられるのも、父が頑張って働いてくれているおかげであり、サッカー部の部費や大学の学費なども出してもらっています。他にも、監督・コーチは、私たちは1カテゴリー分の練習の時間しか基本的にはグラウンドにいませんが、週末などは3カテゴリー分の全ての時間に帯同して、私たちのために、指導してくださいます。そして何よりも、先輩から後輩まで、すべての部員に対しても同じ気持ちです。サッカーの技術に大きな差はありますが、だいたいほとんどの人が、優しく接してくれます。サッカーの最中は厳しい言葉を言われることもありますが、そこも含めて、結果的に私自身のためになっているので、感謝しています。
というように、感謝すべき人はこんなにたくさんいるんだな、と思いました。もちろん今挙げた人たちだけでなく、他にも感謝すべき人達はたくさんいると思っています。だからこそ、普段から『感謝の気持ちを忘れない』ようにして、初対面の人でも、とても親しい人でも、分け隔てなく感謝の意をもって、接するようにしたいと思っています。また、今回このことに気づかされたこの自粛期間は、大事な時間だったな、とも思います。
現在も新型コロナウイルスの影響は残っており、世界の様々なサッカーリーグでも無観客試合が行われていたり、「コロナ前」の状況に戻るにはまだ時間がかかりそうですが、手洗いうがいや消毒など、できることをやったうえで、医療関係者の方々に感謝の気持ちをもって、これからの日々を過ごしていきましょう！
最後まで見ていただき、ありがとうございました。