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こんにちは。失礼します。
上級生への挨拶に『失礼します』がない生活に未だに違和感をおぼえている都立駒場高校保健体育科出身の総合政策学部1年の兎本瑛洋です。
今回中央大学のサッカー部員としてブログを書かせていただくことを嬉しく思います。
私は『当たり前』というテーマについて書かせていただきたいと思います。最後まで読んでいただけると幸いです。

それはできて当たり前。この当たり前の基準は人それぞれ違います。この当たり前という言葉は日常生活にも存在し、またサッカーにも存在します。

まず日常生活について。私は高校での3年間、自分で言うのもあれなんですが、人間として大きく成長させていただいたと思っています。その1番の理由は当たり前の基準が上がったというものです。

入学当初のある日、私は外用の靴から室内用の靴に履き替える場所で先生とすれ違いました。高校に入りたてで上級生にもびくびくして会わないように避けて過ごしていた私は「こんにちは、失礼します」とはっきり大きな声で先生に挨拶をしました。先生は挨拶を返してくれて「よし、決まった」と思って、私はそのまま歩いていこうしましたが、「こんにちは、失礼します」という声が後ろから聞こえてきました。
それは2つ上の保健体育科の上級生でした。そこで私は目にしました。その人は先生が履き替えて端に寄せておいた室内用の靴を、先生が帰ってきた時にそのまますぐ履けるように手で持って靴の向きを変えたのです。

(上手く説明できなくてすみません)

すごいと尊敬すると同時に私もあそこまで気が利かせられる人間になりたいと思いました。そこからの3年間は修行のようでした。色々なことを見て、経験して、学びました。誰にも負けないくらい濃い3年間にしようと日々過ごしていました。この経験は一生の宝物になったと思っています。そしてこれは社会に出た時に自分の自信にも繋がるし、大きな武器になってくれる、今では怖がっていた上級生、共に切磋琢磨した同級生、多くの先生方に感謝でいっぱいです。この3年間で私の当たり前の基準が大きく変わりました。

次にサッカー面について。大学のサッカー部の練習に初めて参加した時に私の中での当たり前の基準が今までどれほど低かったのか痛感しました。1つ1つのパスのスピード、トラップの精度、状況判断、当たり前ですがどれをとっても高校までとは違うものでした。逆にどうして今まで気づけなかったんだと後悔したことを強く覚えています。そこから毎日の練習が自分のためになっていると強く感じることができています。
また自分の中での当たり前の基準を上げなければいけない、そのためには自分が今までしてきた練習以外のことの基準も上げなければいけない、そう考えました。自主練もただ蹴るのではなく、イメージをして質の高い自主練を、筋トレもただするのではなく使える筋肉にするために、体のバランスを見てどこが足りないのか、どこが自分に必要なのか、また追い込まないで休ませるべきなのか、などを考えるようになりました。そして高校までの私は練習試合や公式戦、合宿でしかサッカーノートを書いていませんでした。自分の中での当たり前の基準がそこだったのです。ですが今では練習で気づいたこと、忘れたくないこと、教えていただいたこと、忙しくて多くは書けなくても自分の中での基準を上げたくて、メモを練習あとに毎日するようにしています。そして練習に向かう前に昨日の、またそれより前の自分が書いたものを見る。それを日課にしています。時間がもっとあれば…とつくづく思います。だからこそ限られた時間の中で、意識が高い人たちの中で上にいくには何をすべきかと考えて行動していきたい、4年間を濃いものにしていきたいと思っています。


ここまで読んでいただきありがとうございました。自分の目標、そしてチームの目標を実現させるために自分に出来ることを全力でやっていきたいと思います。6月から練習を再開することができて嬉しく思うと同時に、第二波などまだ油断はできません。このコロナ期間は練習と試合が出来ないことがほんとに辛いということを自分を含め皆さんも痛いほど分かった期間だったと思います。中央大学サッカー部から1人も感染者を出さないためにも手洗い、うがいなど続けて1人1人が自分にできることをやるのを「当たり前」にしていきましょう！

最後に
4年間突っ走ります！よろしくお願いします！