CHUO SPORTS ACADEMY オフィシャルサイト

ゴールキーパー 4年保坂悠人
初めまして、今回部員ブログをしたためさせていただきます4年の保坂 悠人と申します。タイトルの通り私はGKでこのポジションを小学3年の頃から続けています。近年、サッカー人気の拡大と共にGKの注目度が上がって大変嬉しい反面、やはりまだ認識がおぼろげな所があると思っています。そこで私個人の偏見からGKの生態をお話ししましょう。

GKは「痛い、辛い、恐いの感情との折り合いをつける」ところからスタートします。GKの名コーチ、ジョアン・ミレッ氏もコメントしているように「辛い思いをし続ける」ポジションです。
まず、ゴールの前に立ちはだかるGKには容赦なくシュートが飛んできたり、相手FWから味方DFまで突っ込んできます。
次に、今でこそ人工芝のグラウンドは増えていますが、未だに固い砂利の上でプレーするチームの方が多いと思います。ナイスセーブする程、生傷は増えていきます。
そしてゴールを背面にしている重圧、全身を満遍なく使うハードなトレーニング、ピッチで1つだけのポジションを巡る争い。これらは続ける限り終わりは見えません。
ご覧のようにネガティブな要素は他ポジションの選手より多いのではないでしょうか?私たちはこのストレス達と長い時間をかけて仲良くなる所からGK人生を始めています。

そしてその結果、ナチュラルな変人が生まれます。職人気質で強いこだわりと確固とした自分の世界を持つ、不思議な人間になります。私も長年、「お前変わってるな」とか「こいつおかしくないか?」とか言われ続けて22歳になりました。おそらくこの文章を読んでくださっているGK経験者の皆様はうんうんと首を縦に振ってくれていることでしょう。でもそんなこと悩みにもなりません。私たちが身を置くポジションはもっと不条理で融通がきかないのですから。

最後に、「じゃあ何故、君達はGKを続けるんだ」という疑問にGKを代表してお応えしたいと思います。GKには得点する機会が皆無です。(例外はあります。私はあるので…)でも失点する機会は1試合少なくても絶対に3回はあります。(これに例外はありません。たぶん)そして3点はサッカーの勝敗を大きく分けるものとなります。呆れるほどのストレスと人生を経てきた私たちの勝負は本当に一瞬です。結論を言うと私たちは、その刹那のプレーで相手の希望を摘み取り「あいつさえいなければ」と悔しさを植え付ける、そして試合後に「当然のことをしたまでよ」という態度の最高にクールな存在になりたいんです。GKの皆様もうんうんと(以下略)

大変長くなりましたが読んでくれた方ありがとうございます。言いたかったことを一言に集約すると「GKは凄い」ということです。川口、川島、若林しか選手の名前を知らなかった方は、世界中で活躍するGKに是非注目してみてください。サッカーがもっと楽しく見れるはずですよ。

  
  
2019/08/24 09:11
71 72 73 74 75 76 77 78 79 80
前月←   2024年4月  →次月
123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930
2018/10/07
2024/12 (0)
2024/11 (0)
2024/10 (0)
2024/9 (0)
2024/8 (0)
2024/7 (0)
2024/6 (0)
2024/5 (0)
2024/4 (0)
2024/3 (0)
2024/2 (0)
2024/1 (0)
2023前の記事に戻る   2024   次の記事へ2025
中央大学サッカー部の新しいホームページはこちら!お問合せ
Copyright © CHUO UNIVERSITY FOOTBALL CLUB. All Rights Reserved.