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第14回 「あと一歩」 渡辺 大智
今回部員ブログを担当します渡辺大智です。


今回初めてこういうブログを書くので、何を書こうか迷いましたが、時間もあるのであまり口にしたことがないサッカーについての想いを書きたいと思います。長くなりますが、最後までお付き合い下さい。笑

「あと一歩」

私は、小学校からバディーSC→東急レイエス→桐光学園→中央大学と歩んできました。これまでに「エリートコースだね。」などと言ってもらったこともあり、所属していたチームには感謝しかありません。しかし、「全国」という舞台にどうしてもあと一歩届かない。

バディーSC時代、一個上の先輩は全国優勝を果たした。自分たちもという気持ちは強かった。でも神奈川県の予選でおそらく神奈川で1番強かった同期の高岸、高橋率いる川崎フロンターレに惜しくもPKで敗れてしまった。しっかりPKも外した。この試合さえ勝てば。あと一歩届かなかった。

中学では、全国に出場したことがない東急レイエスに所属していたが、史上最強と言われ、神奈川のリーグ戦では21勝1分で優勝した。練習試合ではさまざまなJクラブも倒し自信になっていた。全国もあるのではないかとそう思っていた。しかしそんなに甘くはなかった。関東予選までは進めたものの、クラブユース、高円宮杯どちらも大事なところで勝ちきれなかった。ツメが甘かった。あと一歩。

そして高校。姉が通ってたこともあり、小さい頃からずっと見て、憧れていた桐光学園に入学を決めた。1、2年時には選手権で神奈川を勝ち抜き、全国までたどり着いたが貢献はできなかった。全国でも2年連続で帯同してはいたが、結局ベンチにも入れずサポートメンバーだった。3年生になり、試合にも出れるようになったが、インハイは初戦敗退、そして最後のチャンスであった選手権。苦しみながらも一歩ずつ歩み、決勝まで進んだ。今度こそはと強く意気込んでいた。しかし最後の最後で切符をつかみ損ねてしまった。正直「今度こそはいける。」と思っていた。自分ではできるだけの努力をしてきたつもりだった。でもまだ甘かった。あと一歩。

大学に入り、この2年半、あまり公式戦に出れない時間が続いた。もう逃げたくなるような現実もあった。でも、マイナスになりかけた自分に声をかけてくれる先輩や厳しい言葉をかけてくれる同期もいた。こんな素晴らしい仲間と本気でサッカーができる大学生活はかけがえのないものだなと感じている。そんなチームも去年はインカレで全国に出場し、3位となった。すごく誇らしい結果だ。
でも、正直もう見ているだけの全国大会は十分すぎる。小学校で一個上が目の前で全国優勝する姿や、高校で2年間、冬の選手権を満員のスタジアムで戦う姿、インカレという大きな舞台でも中大らしさを体現し勝ち進む姿。でもどうしても自分が全国のピッチに立つにはあと一歩届かなかった。
大学では、ありがたいことにアイリーグにも全国大会がある。でもトップチームでピッチに立って全国に。その想いは絶対に曲げたくないと思っている。この想いが今も突き動かしてくれている。

気づけばもう大学生活もあと1年半ほどしかなくなってしまった。もちろん出れない時や応援する時は全力でやりたい。でもこの残された時間で、試合に出てチームを全国に導けるような選手になれるように、地に足をつけ「あと一歩」をしっかりと着地させるために、1日1日を大切にしていきたいと思っている。

最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも響くものがあれば良いなと思っています。
そしてこれからも中央大学サッカー部をよろしくお願いします!

  
2020/05/20 21:49
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