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第16回 「夢」 加納 直樹
こんにちは。今回部員ブログを担当します、加納直樹です。
入学前から読んでいた中大の部員ブログにこんなにも早く担当を任されるとは思っていませんでしたが、憧れの部員ブログ、拙い文章ではありますが精一杯努めますので最後まで読んで頂くと幸いです。

まずは選手権を夢見て走り続けた私の高校三年間を振り返ろうと思います。

「1年目」
デビュー戦顔面ゴール。前のプレーで監督に怒鳴られ、ただ必死にボールを追いかけていた私の顔面にGKが蹴ったボールが強打。跳ね返ったボールはゴールマウスへ飛んでいった。
幸先の良いスタートを切れたと思ったがそんなに甘い世界ではない。
その後、中学で通用していたことが高校では通用せず、自分を失い、サッカーの楽しさを忘れていった。

「2年目」
転機は突然現れた。「FWの練習としてCBやってみ」そう監督に言われ、人生で一度もやったことのないCBを自分なりにやってみた。(その時は中沢佑二選手をイメージして試みた)正直楽しかった。サッカーの楽しさを忘れかけていた私だったが、その日の夜、風呂でCBについて仲間に熱弁したことを今でも覚えている。
後日監督から「CBやるか」と言われ、私は「Yes」と答えた。
私は高校2年の春、10年やってきたFWからCBにコンバートした。
試合前見る動画も川又賢吾からマルキーニョスへと変わり、「新たなサッカー人生が始まる」そんな気持ちだった。

「3年目」
1年目、2年目と選手権出場を逃し、迎えた3年目。今年で監督が久我山を辞めることを噂で聞いていた。私たちの選手権に賭ける想いの強さは何倍も強くなった。
選手権東京都予選決勝の朝、私は夢を見た。みんなで優勝を喜び合う夢を。これまで沢山の夢を見てきた。犬を飼う夢。気持ち良い夢。殺される夢。好きな人と上手くいく夢。おじいちゃんの顔がズッキーニになる夢。どれも正夢になったことは一度もない。しかしその日の夢は現実になった。これまでの私の人生でこんな経験をしたことがない。監督はよく「勝利の女神は細部に宿る」と仰っていたが、今回の細部は、選手権に賭ける気持ちの強さだったのかもしれない。選手だけでなく、監督、スタッフ、保護者の方々、応援してくれている人達全員の想いの強さが結果に結びついたと私は思う。
この経験は一生忘れない。あの日ピッチから見た応援席の景色は私の19年で一番の絶景だった。

私がこの3年間を通して思うこと。
それは私の夢は自分1人の夢ではないということ。私の周りには私を応援してくれてる人が自分が思ってる以上に沢山いることに気づきました。
ただ1番は両親です。母親は毎試合応援に来てくれて、父親は父母会会長としてチームを支えてくれて、本当に感謝してもしきれません。
その他にも沢山の人の支えがあって私はこうしてサッカーができています。
私の夢は私を支えてくれてる人たちの夢でもあるので、誰が無理だろうと言っても、私は簡単に夢を諦めません。沢山の人の想いを背負い、泥臭くてもしぶとく夢に向かって走り続けます。

拙い文章ですが最後まで読んで頂きありがとうございました。

  
2020/05/25 22:33
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