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第52回 「僕は自分に正直でいたい」 谷尾 晟
こんにちは。
2年生の谷尾晟です。

まず、僕はサッカー部に所属する人のことを変態だと思っています。人生の夏休みと言われるほど自由な時間が多い大学生活を遊びではなくサッカーに注ぐ人種は僕の中では立派な変態に分類されるからです。かく言う僕もその変態集団の一員な訳ですが、サッカーは高校で終わりにしようと考えていた時期もありました。

僕の高校サッカーは途中出場ばかりで大きな結果も残せませんでした。当時の僕は理想と現実のギャップに焦り、他人からの評価を過剰に気にしていました。その結果、頭は回らず、体が重く思ったように動けないという日々が続きます。そんな状態でやるサッカーは苦しく、「楽しい」とはかけ離れていました。

高校サッカーが終わり、毎日あった練習もなくなり自由な時間が増えました。
高校サッカーが終わったことに対して悲しいとかの感情はなく、むしろ重い荷物を降ろして身軽になったような感覚です。
そんな感覚のまま毎日を過ごしていたある日、何も考えることなく僕は近所の公園でボールを蹴っていました。またとある日は筋トレをしたり、ランニングをしたり、フットサルをしたり、、、

苦しいはずだった「サッカー」から離れたのになぜ、僕は「サッカー」を続けるのだろう。少し考えました。
サッカーが好き。誰にも負けたくない。とてもシンプルですがこれが全てだと思います。苦しい中でも点を決めたら嬉しいし、自分が上手くなっていると思ったら嬉しい、もちろん試合に勝つことにそれらが繋がると嬉しさは倍増する。
そんな簡単なことに気付いた自分に少し素直になって、自分のためにサッカーを続けようと思いました。

と、こんな感じでいま僕はここにいます。
迷いだらけだった高校時代といま、僕のなかで決定的に違うことは自分のためにプレーしているということです。サッカーは他人から評価されてはじめて試合に出れたり、さらに上のステップへ行けますが、その判断に自分は介入できません。もちろん、サッカーはチームスポーツだから自分のため=自分勝手ということは間違いだし、評価する他人のために頑張ることとチームが目指すことを理解してその中で頑張ることはまるで違います。人のために頑張るという考え方が大事なのはわかるし、それができる人は素晴らしいと思います。それを踏まえて上で、大学では自分のためにサッカーをしようと思いました。これはサッカー以外のことにも当てはまりますが、自分のためにとった行動が結果的に他の人の喜びに繋がることって最高だと思います。自分がサッカーを楽しむために、上手くなるために努力した結果、チームに貢献する。僕はこんな形でこの素晴らしい変態集団の力になります。そして、自分のためにサッカー楽しみます!

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

  
2020/10/30 21:53
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