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今回部員ブログを担当することになった2年生の豊田歩です。空き時間にでも読んでいただけたら嬉しいです。

今回初めて部員ブログを書くことになったので、自己紹介がてらこのブログでは私個人の価値観、テーマについて文章にしていく。私は、
・「影響力、発信力の確立。そして自分の好きなことを通してより多くの人に気づき・知識・アイデア・空想を発信する」
・「楽しい方を選ぶ」
を大事にしていくことに一応決めている。

2020年11月現在、好きなことにあてはまる言葉は「サッカー」である。サッカーを通して自らのテーマを遂行するために、プロのサッカー選手として活躍することを目指している。サッカー”選手”にしか持てない影響力があることを信じて、ただサッカーをするだけでなく、サッカーを通して自分自身の思考や野望を世界規模で表現していきたい。

ここで、現状を見てみる。どうであろうか。高卒ではプロになれず、大学に入学。中央大学では実力、プレーの面で特別突出しているわけでもなければ現時点でTOPの試合に出場した経験はない。中央大学には自分より上手な選手が沢山いる。同程度またはそれ以上の評価を受けている選手、能力のある選手は中央大学にも、勿論他の大学にもわんさかいる。そして、自分が大学でプレーしているなかで、かつて相手として、仲間として戦っていた選手が、高卒でプロの世界に入り、自分よりサッカーに没頭できる良い環境でなおかつお金を稼ぎながらサッカーをしている。同期でプロになった人と比較すると、約2年間。プレー面では、この2年間で彼らとの差は縮まったとは思えない。着実にその差は離されている。Jリーグには、今触れたような選手たちのさらに上にも、パフォーマンスレベルが高く、評価されている選手がこれまた山ほどいる。さらにさらにこれにとどまらずに、その上にも海外で活躍していたり、日本を代表するような選手がいると。日本に限らず欧州サッカー、5大リーグを見ると、そこには日本人の中ではTOPクラスの選手たちが舌を巻くような、スピード感&超絶技巧、最先端の闘いを繰り広げる世界が広がっている。上には上が。今の自分は下の下だ。
自分が、プロ選手になるというスタートラインにすら立てていなく、燻っている一方、世代が近い選手ですでに世界を獲った選手、ビッグクラブで大車輪の活躍をしている選手がいる。同年代でも、天と地の差がある。実力も影響力もまるで違う。

ここまで考えると、てっぺんとの距離感、理想と現実とのギャップを見て絶望に近い思いをすることがしばしば。それは否定できない。
しかしながら、幸か不幸か、未だに自分の中で「好きなこと」「楽しいこと」はサッカーであり続けている。だから、プロ選手になるために行動していくし、楽観主義も相まって「やることやればいける」みたいなノリでいる。自分はサッカーで成功しないと飢えて死んでしまうわけでもないし、サッカーでしか生きていくことができないとは思っていない。スーパーな選手じゃないお前の場合はそんな気持ちじゃうまくいくわけがないと考え方の甘さを指摘する人もいるだろう。ただ、自分の温度感、自分なりのスタンスは崩さないでいく。
だから、サッカーの他により好きなことができればそれに本気で取り組むだろうし、今好きなことに対しては誰よりも真摯に、楽しみながら向き合いたい。やりたいことのためならやりたくないこともやる。

サッカーのプレー面とは他に、日本や社会にむけて発信、表現したい内容に関しては自信があるし価値あるものだという確信がある。ただ知識が乏しいので、その発信材料も含めて、ひとつづつ細かく、繊細かつ大胆に、いろんな人の助けを借りながら、たくさん失敗しながら成長していく。ここ大学での4年間が豊田歩をスペシャルにしたんだと言えるように、残りの2年間を濃密に過ごす。実力も思考も強固なものとして確立したい。


読んでいただいた方、ありがとうございました。文章にすること、言うことに終わらずに、カタチにします。