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第55回 「チリ」 新井 秀明
このブログを読んでくださっている方々に質問です。今、熱中していることはありますか?僕は約15年間、熱中症警戒アラートが発令される程サッカーに熱中しています。
いきなり出てきてごめんなさい。誠にすいません。申し遅れました。私、今回部員ブログを担当させていただく3年新井秀明です。よろしくお願いします。小さいことは気にせず時を戻します。
では次に、何かに熱中しているあなたに質問です。その物事に熱中できる原動力は一体何ですか?僕にとってサッカーに熱中できる原動力は2つあります。今回のブログではこの2つの原動力がテーマになります。チリぐらい縦に長い文章になりますが是非読んで下さい。

1つ目の原動力は「親」です。僕は幼稚園時にサッカーを始め、大学3年になった今でもサッカーを続けられています。両親の支えがなければ、間違いなく今サッカーは出来ていません。これはネットで調べたのですが、小学1年生から大学4年生までサッカーを続けると、サッカー費用だけで約650万円かかるそうです。金銭面はもちろん、試合の送り迎えや食事など多くの面で両親の支えがありました。両親はサッカー経験者ではなく、僕がサッカーを始めた頃はルールさえよく分からなかったはずです。しかし週末の試合には必ず応援に来てくれました。小学生の頃、プレー内容が良くなかった日は父親によく怒られました。稲川淳二の怪談話ぐらい怖かったですが、今では良い想い出です。そんな僕も二十歳になり将来について考えることが多くなりました。そんな中、試合に出られていない自分を心配して、最近母から励ましのLINEが時々来るようになりました。さらに、大学に入ってから自分のサッカーのことに対して、口を出すことのなかった父からも励ましのLINEが来ました。その夜、僕は寮のベッドでこれまでの両親との数々の思い出を振り返り、現状に対しての悔しさ、申し訳なさから号泣しました。プロサッカー選手になるという夢は僕だけの夢ではなく、両親にとっての夢でもあると感じました。プロサッカー選手になることが、両親への最高の恩返しになると思うので必ず僕、そして両親の夢を叶えます。

半分終わりました。チリで表すとサンティアゴあたりです。2つ目の原動力は「夢」です。僕の夢は、先ほど述べたようにプロサッカー選手になることです。大学3年になった今、その夢は決して手の届かない距離に位置していないと感じています。ですが、試合に出られていない現状のままでは夢が叶わないことは理解しています。人間は物事が上手くいかない時、どうしても外的要因を探す傾向にあります。監督に好かれていない、過小評価されている、入る大学を間違えたなど、挙げだすときりがありません。しかし、これらは言い訳にしか過ぎません。それで良い訳ありません。大切なのは内的要因を探すことだと気付きました。要は自分にベクトルを向けるということです。サッカー面において、大学に入ってから今まで何も思うように行っていません。特に今年は怪我をしているわけでもないのに、シンプルに試合に出られていません。外的要因を探してしまうこともあったし、正直夢を叶えるのは難しいのではないかと感じることがありました。しかし、それと同時に僕にはサッカーしかないことも分かっていました。寮のベッドで泣いたあの日、こんなに簡単に夢を諦めていいはずがないと思いました。どんな時も応援してくれる両親は、もはや自分よりプロサッカー選手になれると信じてくれているかもしれません。結局はやるしかないんです。僕の夢は、毎日全力で取り組んでやっと叶うかどうかです。だからこそ「夢」が原動力となりサッカーに熱中できています。

チリ縦断の旅も終わりを迎えました。僕の原動力は伝えられたと思います。僕にとって1番のサポーターである両親への恩返し、そして小さい頃からの夢を叶えるためメロスのように走り続けます。

  
2020/11/05 22:59
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