『Starting over』/ 根田琉太郎
5月4日、Iリーグの試合中、前半7分に左膝を負傷しました。
5月7日、病院で「左膝前十字靭帯損傷および半月板損傷」と診断され、全治8か月と告げられました。
そして今は5月9日、ブログ締切の前日の夜。少しずつ気持ちも落ち着いてきたので、今の思いを文字にしてみようと思います。
改めまして、経営学部経営学科3年の根田琉太郎です。経営学部ファミリーのしゅん君からバトン受け取りました!少し長く、重い内容になってしまいますが、どうか温かい目で読んでいただけたら嬉しいです。
MRIを撮り終え、結果を聞きに診察室に入った時には明らかに先生達の雰囲気が重く、これまでとは何か違うなと感じていました。
そして先生から「完全に靭帯切れちゃってるね」と言われ、最初は理解に困りましたが
次に「手術をしないとサッカーを続けるのは難しいよ」と言われ、
そこで初めて、自分が思っていたよりも深刻な怪我を負ったことを実感しました。
その後、受付ロビーに戻ると、込み上げるものが抑えきれず、自然と涙が溢れてきました。悔しさ、不安、焦り、いろんな感情が一気に押し寄せてきました。
中でも一番強かったのは「悔しい」という気持ちでした。
この日の試合は、開始1時間前に突然スタメンに入ることが決まり、「ここで結果を出してチャンスをつかむんだ」と強い気持ちでピッチに立ちました。そんな矢先の前半7分。突然左膝に力が入らなくなり、その場で交代。あの瞬間、何が起きたのか自分でも分からず、ただ「いつもとは違う」という感覚だけがありました。でもまさか、ここまでの大怪我になっているとは想像もしていませんでした。
病院から帰った夜は、一人で夜空を見ながら、ぼーっとしていました。半年以上もサッカーができないという現実をなかなか受け入れられず、一人暮らしの生活への不安や、学校の授業にちゃんと出られるか、単位はどうなるのか…といった焦りも重なって、心が押し潰されそうでした。