『逃げ道』/ 吉武朋輝
『逃げ道』/ 吉武朋輝
お世話になっております。
経営学部経営学科4年の吉武朋輝です。様々な想いを残したままチームを去り、できる限り多くの想いをお伝えしたいため、長い文章になってしまうと思われます。ぜひいけるところまで読んでみてください。
まずはじめにごめんなさい。
残り2週間を残し私はチームから逃げ出しました。最後まで一緒にやりたいと言ってくれた同期、後輩たちには申し訳ない、情けない気持ちしかありません。
仲間と楽しく練習すること、試合に勝って喜ぶことはもう経験できないだろうと思うほど大好きでした。しかし同時になんのためにきつい練習をしているのだろう、時間の無駄ではないかという想いがありました。
練習では相手チームを演じることに徹し、高校生や社会人との練習試合、やりたいポジションもやれないような日々のなかで自分の存在価値を感じなくなり、後者の想いが前者の想いの比率を上回るようになっていきました。
こうなってしまったのは間違いなく自分自身の責任だとおもいます。つねに逃げ道を作り、周りの目を気にし、全力を注いでこなかったツケが回ったのです。
これまでの人生を振り返ると、失敗することを恥ずかしがり、常に言い訳を考え、保険をかけてきました。おかげで大失敗はなかったのかなと思ってます。
人生は一度きりだから挑戦をしろ。とよく聞きますが、一度きりだからこそ失敗したくないだろと思ってます。
ただ後悔をしています。
生粋のサッカー部員なのでサッカーのことで話します。
私はいつも、サッカーが上手くても将来役に立たない、バイトや遊びにも力を注いでるから仕方ないというような自分を納得させる理由や周囲に本気じゃないと思わせるように逃げ道、言い訳を作り続けてきました。
悔しいという想いを内側に隠し、見栄を張り続けるために薄っぺらい言い訳の言葉を並べてきました。
ピッチに立つ人間、大成功を収める人は大失敗を恐れず全てを賭けることができる人間だと、経験上確信しています。
後輩に何一つ残してやることができなかった、偉そうに教えを説くことなどできない情けない先輩からせめて最後にひとつ提案をさせてください。
社会人になったらより失敗しづらい日々になると思います。しかし学生のうちの大失敗は案外どうにでもなるのかなと今は思っています。だから今のうちにサッカーでもなんでもいいです、全てを注いでみてください。この先輩を反面教師にし、逃げ道をなくしてみてください。今後の後輩の逃げ道なき挑戦に期待し応援してます。
最後に同期のみんな、
引退ブログは同期への感謝を伝えるものにしようか考えましたが、日頃から愛をストレートに伝えてることに気づいたのでやめときます。
ここまで粘ることができたのはみんながいたから。最高の同期ありがとう。
お母さんお父さん、
ここまで長い間支えてくれてありがとう。
2024/12/22 10:22