青山学院大学サッカー部オフィシャルサイト

『Tschüs! 』/丸山聖陽


大学4年生の4月、自分の都合でチームから離れたのにも関わらず、ブログを書く機会をくれてありがとう。ブログを書けることではなく、書くことが当たり前みたいに扱ってくれたことが嬉しい。
おれは皆より一足先に大学サッカーとけじめをつけて、ドイツでサッカーをしている。大学サッカーは、これっぽっちも結果を残せなかったが、自分にとって大切な時間だった。だからこそ、最後の機会に自分の大学サッカー人生を振り返ってみようと思う。

まず1年生の頃、最初からBチームに合流できた。嬉しかったし、安心したし、いやでも入れて当たり前、ここが最低ラインだ!とか思っていた、たしか。
1年目の夏、小澤秀充君(ヒデ君)と一緒にトップ昇格した。でも全然だめだった。ヒデ君は練習試合で結果をばんばん残していく一方、自分はトップで練習しているのにメンバー登録すらされず、ひたすら悔しかった。でもそれが納得できるくらい、通用しなかった。久伸にはよくトーコーキッチンでネガティブなことを聞いてもらった。ほんとに心が持たなそうだったから。ごめんよ。でもそのときに『End of the day』教えてほしかったわ。インスタを使った女性との絡み方じゃなくてさ。
あまりのネガティブさに、一学年上の吉田歩未君が「トップに上がりたくても上がれないやつもいるんだから、絶対そういうこと(ネガティブなこと)言うな」って、きつく言ってくれたのを忘れない。今自分が大事にしていることの1つである。当時4年生だった北原慶太君も、練習後、グランド脇の壁に一緒にもたれて座りながら色々なアドバイスをくれた。孤独に感じていた自分にとって、頼れるありがたい存在だった。2人とも覚えているか分からないけど、苦しい状況の中で、勇気をもらえる言葉をかけてくれてありがとうございました。
トップに上がって3ヶ月後、Bチームに落とされた。周りから見たらただ通用しなかった奴。実際のところ笑われた。でもこの3ヶ月は自分にとって必要な3ヶ月だった。って、胸張って言えるようにこれからも頑張り続けよっと。まあとにかく、何も結果を残せず、現実を突きつけられた1年目だった。

1年生時の冬。冬休み中に行ったフットサルで怪我をし、チーム練習に参加できない状態でシーズンが始まった。みんなが走っている中、自分は何をしているのだろうと、何に対しても集中できない時期があった。そこにコロナも重なって、サッカー以外のことに興味を持つようになった。それはそれでよかったが、サッカーについては、同じ怪我を繰り返したりして、中途半端なシーズンとなってしまった。この年のサッカーに対する姿勢は、自分のサッカー史で2番目の後悔にあたる。この成長できなかった悔いを、今後の成長の原動力にしていくしかない!

2年生時の冬。新チームのカテゴリー決め紅白戦があった。先輩が一つ上の代のみになり、ぶっちゃけ気が楽になった。伸び伸びプレーすることができたんだよね。それに加えて、千綿に紹介されたある本を読んで、自分はバカで単純だから、本の内容に従って、目標を書いた紙をトイレに貼って、毎朝毎晩瞑想して、それを叶える姿を想像しまくった。友達が自分ちのトイレを使うときは恥ずかしかったし、「『全然達成できてないじゃん』って心のどこかで思われてそうだな」って過剰な妄想しちゃったりした。でも続けた。そしたらスタメン、ほんとに取れたよね。想像することによって、達成させるために必要な行動が伴った(のだと思う)。自分が単純な人間で、本当によかった。後に他分野の到底届かないような目標も叶えれたしね。まあ大学2年から3年にかけて、目標を叶えるコツみたいなのを、経験として得られたわけであります。
そんな中、「今年こそはやれるかな」という自分への期待は、微塵もなかった。シーズンのことなんて考えられないほど目の前の1日1日に集中していたからだ。それほど充実した日々を送れていた。

でも一瞬で状況が変わった。
ある試合で、おれの大事な大事な前十字靭帯と半月板、内側腹側靭帯が初めてOUT。約1年弱はプレーできなくなった。医者から「残念だけど…」って言われたときは、もちろん悪い意味でシーズンのことは考えられなかった。
結局、約1年間サッカーができなかったわけだけど、その期間で心境の変化があった。
青学は東京都1部から関東2部へ上がろうと、チーム全体で頑張っていたわけだが、実はチームが勝っても心から喜べない現象が起きた。皆が頑張っているのに申し訳ないと思う反面、そう感じてしまったものはもうしょうがない、とも思っている。
なぜそう感じたのか考えてみたら、いや、考える必要もなかったが、自分がプレーできていない悔しさが尋常じゃなかったからだ。やがて、本気でプレーできる限り、プレーヤーとしていけるところまでいってみたいという気持ちが強くなった。

で、色々あって、今に至る。

振り返ると、大学サッカーでは「失敗と思われること」の方が多かった。
でもこれからの自分次第で、その「失敗と思われること」を成功するために必要だった「過程」に変えることができると信じている。

最後に目標。プロサッカー選手におれはなる!

Tschüs!

  
2022/11/21 14:21
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