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『人』/大塚克


青学サッカー部でもっともドライな男小泉翔太からバトンを受け取りました。2年文学部英米文学科の大塚克です。

「人という漢字は人と人とが支え合って成り立っている」

誰もが一度は耳にしたことのあるフレーズであると思う。以前までの私も特に意識せず、その言葉の意味を受け取っていた。しかし、私の好きな漫画の一つである宇宙兄弟にて、ハッとさせられるワンシーンがあった。それはこの「人」という漢字についての考え方を根底から覆すようなものであった。

人という漢字はよく見ると、支える側と支えられる側が存在するということである。
たしかに改めて手書きの「人」という漢字を見てみると、2つの線が支え合っているというよりかは、長い左側の線を、短い右側の線が支えることによって成り立っているようにも見える。つまり、人とは支え合って生きているのではなく、一方が他方を支えることにより成り立っているという解釈をとることもできる。

このワンシーンを読み、自分自身にこの考え方を落とし込んだ時、私の人生の大半は左側の長い線であったように思える。私が現在、サッカーや勉強など、全てのことに対して全力で取り組むことができていることは、私という「かよわい線」を、右側からどっしりとした「太い線」が支えているからである。その太い線とは、言うまでもなく、これまで私に関わってくれた周囲の「人々」である。

挫折しそうになった時に声をかけてくれた家族、毎日切磋琢磨し共に積み上げてきた仲間、「応援してる」と声をかけてくれる友人、陰ながら私のことをサポートし続けてくれた人たち。
私が「自分の足で走っている」と思っていた瞬間でさえ、実は誰かが倒れないように、横からそして下から支えてくれていた。だからこそ、私は前を向き、ひたすらに走ることができていたのだ。
かよわい左の線がどれだけ背伸びをしても、右側の大きな支えがなければ、一瞬で崩れ去ってしまう。自分の努力や成果だと思っていたことのほとんどが、周囲が作ってくれていた土台の上に成り立っているのだと、気付かされた。

だからこそ今の私には、全てのことに全力で、そしてひたむきに取り組む責任がある。私を支えてくれる人たちへの一番の恩返しは、与えられた環境の中で最高の結果を目指すこと。そして、いつか自分が「右側の線」として誰かの支えになれるよう、強くなることだと思っている。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
次はイルカと会話することができる越野慎太郎です。最近完全復帰を果たした彼の活躍とブログに乞うご期待。

  
2026/09/28 17:47
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