#30『勝たせる選手になるために』 浅川秀斗(2年)
【名前】浅川秀斗
【出身】ジェフユナイテッド市原・千葉U-18
【ポジション】MF
【角田隆太朗から見た印象】
秀斗君は普段はとても優しく心の広い人です。一人暮らしをしていて料理がすごく得意でいつも美味しそうなご飯を作っています。そんな秀斗君ですがサッカーの時にはヘアバンドを付けていてサッカーが終わっても外すのを忘れてそのまま授業を受けちゃうおちゃめな一面も。サッカーでは足が速くドリブルが上手く多くのチャンスを作ります。また、自分自身にしっかりと向き合いすごく努力家で負けず嫌いです。そんな秀斗君のブログ楽しみにしていてください。
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『勝たせる選手になるために』
こんにちは。
今回、部員ブログを担当させていただきます。
産業能率大学2年の浅川秀斗です。
2年生に進級して半年が経ち、これまでの振り返りと、今思っていること、これからの目標をそのまま言葉にしました。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
昨年1年間を振り返ると、チームとしてはIリーグ全国大会準優勝いう素晴らしい結果を残すことができましたが、個人としては、物足りなさの残るシーズンでした。
入学前、「1年目からトップチームの試合に出場したい」という強い思いを持って入部しましたが、大学サッカーの現実は想像以上に厳しく、思うようにはいきませんでした。
最初は1年生チームからのスタート。各地の強豪校、ユースから集まった選手たちのレベルは高く、なかなか自分の力を発揮できずにいました。
ユース時代は、自分のプレーを自然に引き出してくれる味方の存在に支えられていたことを、改めて実感しました。数ヶ月の1年生チームでの練習を経て、カテゴリー編成があり、1つ上のカテゴリーに昇格しましたが、もっと上でプレーしたい気持ちが強く、同期ですでにトップチームやトップサブに入っていたこと選手もいたため、悔しさもありました。しかし、このカテゴリーでまず結果を出そうと気持ちを切り替え、日々の練習に励みました。
大学での初公式戦となったIリーグ開幕戦では途中出場。負けている状況だったこともあり、「何としても結果を出す」という強い気持ちでピッチに立ちました。
結果としてアシストを記録でき、自分のプレーが少しずつ通用する手応えを感じることができました。
その後、初スタメンの機会を得ましたが、相手のレベルの高さに圧倒され、自分の甘さを痛感。スタメンとしての責任、そして「勝たせる選手」であるという意識がまだ足りなかったと反省しました。数試合スタメンで出場するも、コンディションが安定せず、前期終盤は途中出場が続きました。
後期に入り、チームはブロック優勝を狙える位置にいました。
自分は途中出場が中心となり、出場時間も減少。コンディションも思うように上がらず、悔しい思いを抱えながらのシーズンでした。各ブロック優勝チームが集うチャンピオンシップ初戦ではスタメン出場のチャンスをもらいましたが、結果を残すことができず、チームも敗戦。
この試合で、自分の今の実力を改めて痛感しました。続く3位決定戦ではスタメンから外れ、「あの内容なら当然だ」と納得する一方で、「もっとピッチに立ちたい、活躍したい」という思いが強くなりました。関東3位として出場した全国大会では途中出場やベンチ外も経験。チームは準優勝という結果を収めましたが、自分自身としては悔しさの残る大会となりました。
そして今シーズン、カテゴリーがB1からA2に上がり、環境も強度も大きくレベルアップしました。
体重が増えた影響でドリブルのキレが落ち、自分の持ち味を出せない時期もありましたが、そんな中でも「今、自分に何ができるか?」を常に考えました。右足のクロスの質を磨き、それを武器に変えました。プレシーズンでは、ワンタッチプレーや守備の対応など、苦手な部分にも正面から向き合いました。
ここまでのIリーグは4勝5敗1分。チームとしては負け越していますが、自分にとっては多くの経験を積めた前期でした。
特に守備面での成長は実感しており、1対1の対応で奪いきれるシーンが増えたこと、クロスからチャンスを作る場面が増えたことなど、「少しずつ通用する自分」に近づいている感覚があります。
後期は、より一層、結果にこだわりたいと思っています。ゴールはもちろん、まだ記録のないアシストを増やしていくこと。そして何よりも「自分がチームを勝たせる選手」になること。それが今の自分の最大の目標です。
そして、もう一度全国の舞台に立ち、昨年の悔しさを晴らしたい。
そのために、日々の積み重ねを大切に、毎回の練習に全力で取り組んでいきます。
最近読んだ本に、印象的な言葉がありました。
「勝って驕らず、負けて腐らず」
まさに今の自分にぴったりの言葉だと感じました。
調子がいいときこそ謙虚に、うまくいかない時こそ自分と向き合い前を向く。その姿勢をこれからも忘れず、サッカーに真摯に取り組んでいきたいと思います。
昨年は「波のある一年」でした。だからこそ今年は「波のない一年」にしたいです。
サッカーは結果がすべて。結果を出し続ける選手だけが、次のステージに進めると思います。
自分の最大の課題である「コンディションの波」をなくし、日々を丁寧に積み重ねていきたいと思います。
大学生になった今、全ては自分の行動次第であると感じています。どんな人でも、それ次第でプロになれる。
それを兄が証明してくれました。だからこそ、これからも自分と向き合い、プロを目指して努力し続けていきます。
拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/07/31 17:28