#45『日々成長』 森田羚音(2年)
【名前】森田羚音
【出身】湘南工科大学附属高校
【ポジション】DF
【飯塚大地から見た印象】
羚音は私生活ではおとなしい性格ですが、ピッチに立つとその姿は一変し、エネルギッシュで情熱的なプレーを見せてくれます。
試合中はコーチング、ビルドアップなど多くの場面で素晴らしいパフォーマンスを発揮します。特に1vs1の対応は格別で、圧倒的なスピードと対応力で多くの相手からボールを奪うため、一緒にプレーすると、とても心強いです。そんな彼のブログはサッカーに対しての熱い思いや考えが書かれていると思います。お楽しみに。
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『日々成長』
今シーズンの前半を振り返ると、新しいカテゴリーでの戦いに身を置くことの難しさと、自分の力不足を痛感する日々でした。カテゴリーが変わり、周囲の選手たちのレベルがこれまで以上に高くなったことで、プレースピードや強度、判断の速さなど、あらゆる面で自分とのギャップを感じました。そうした中で、必死にそのレベルについていこうと取り組んできたものの、最初のうちは試合に絡むことができず、ベンチやスタンドから仲間たちのプレーを見守る時間が多くなりました。悔しさや焦りを感じることもありましたが、その感情に流されることなく、自分にできることをひとつずつ積み上げていくことを意識しました。
練習では、自分のストロングポイントである対人守備にさらに磨きをかけることを意識し、1vs1の場面で確実にボールを奪い切る技術や駆け引きを深めていきました。
相手の動きを予測しながら、身体の使い方や間合いの取り方を工夫することで、徐々に自信を持って対応できるようになっていきました。また、チームメイトや指導者からのアドバイスを素直に受け入れ、自分のプレーを客観的に見つめ直す時間も大切にしました。
そうした取り組みを積み重ねたことが実を結び、徐々に試合に絡む機会が増えていきました。ピッチに立つ中で、自分のプレーが通用するという手応えを感じられる場面も増え、試合ごとに自信を深めていくことができました。
特に対人の局面では、相手に自由を与えず、冷静に対応することができるようになり、自分の強みをチームの中で発揮できていると感じています。また、ただボールを奪うだけでなく、その後のビルドアップにつなげる意識も持つようになり、攻守の切り替えの場面での判断やポジショニングについても理解を深めてきました。
今後は、より的確な判断力と広い視野を持ち、チーム全体のバランスを考えながらプレーすることが求められると感じています。
残りのシーズンでは、トップチームに昇格することを大きな目標に掲げ、自分の持ち味である対人能力をさらに高いレベルへ引き上げていきたいです。
そのためにも、日々の練習の一つ一つを大切にし、守備だけでなく攻撃への関わりも意識したプレーができるよう努力を重ねていきます。
自分の強みを土台にしながらも、試合の中での判断やビルドアップの質を高め、チームにとって欠かせない存在を目指していきます。これからも、成長を止めることなく、一歩ずつ前進していきたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/08/25 16:13