#41『なんくるない』 石嶺幸也(2年)
【名前】石嶺幸也
【出身】FC琉球U-18
【ポジション】FW
【菅井海翔から見た印象】
次の部員ブログはFC琉球U-18出身の石嶺君です。彼は生粋の沖縄人です。コーヒーが好きで自分で豆を挽いて入れるほどです。とても明るく面白く、とても変わっています。ですがグラウンドに入るとFWとして貪欲にゴールを目指すストライカーです。技術もあります。体力はないです。かっこいいです。
彼は今シーズン開幕前の試合で前十字靭帯断裂という大けがを負ってしまいました。ですが弱さを見せず前を向いています。そんな彼のサッカーに対する熱い思いを感じられるブログだと思うので是非読んでください。
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『なんくるない』
昨シーズンは自分にとって満足のいくシーズンではありませんでした。
産能大に来て1、2ヶ月間自身のパフォーマンスは過去最悪で、自分の不甲斐なさとサッカー選手としての意識の低さが露呈し、スタートに出遅れる形となりました。しかし、周りのレベルの高さを痛感したことで、焦りや自分への苛立ちがモチベーションに変わっていき、4月からはカテゴリーが1つ上がり、B1カテゴリーでの活動に参加することが出来ました。
B1カテゴリーでは1年生カテゴリーとは全く違う強度の高さや技術の高さ、守備の意識など日々驚かされるような環境に身を置き、自身の成長に大きく影響を与えてくれたと思います。
そんな中で試合には絡めない時間が多々あり、悔しい思いを持っている時間が1年を通して多くありました。その理由として、自身の日々の強度の低さや、守備意識の低さなどチームに還元できるものの少なさが原因にあったと思います。
B1カテゴリーとしてはIリーグ全国大会への出場が決まり、4年生を筆頭に素晴らしいチームが出来上がりました。全国大会では個人的には2試合に絡むことができ、チームとしても準優勝という結果を出すことが出来ました。
そして迎えた今シーズン。昨年からの良いコンディションを継続でき、素晴らしいシーズンの入りをすることが出来ました。
そんな矢先、人生初の前十字靭帯断裂を経験し、手術を受けました。全治は8ヶ月。この怪我により今シーズンのほとんどをリハビリに費やされることになりました。
体力的にもメンタル的にもどん底まで落ちることになり、人生で1番つまらない時期が続きました。
そんな中でも「サッカーをしたい」という気持ちが無くなることはありませんでした。現在までリハビリと筋力トレーニングを継続し、昨年よりも強くなった部分も増え、今は
前向きに捉えられるようになりました。
次に課題の克服についてです。攻撃面での存在感を増すことも大きな課題の1つです。
まず、個人として最も改善しなければならないのは「強度の向上」と「守備意識の向上」で昨シーズンを振り返ると、試合に絡めない時間が多かった要因が、この2点にあると感じています。特に、B1チームでのトレーニングを通して、試合に出るためには技術だけでなく、プレー強度の高さや守備の貢献度が必要不可欠であることを痛感しました。
これからは、日々の練習から「強度を落とさないこと」「守備での貢献を増やすこと」を意識し、試合で求められる水準を満たせるように成長していきます。また、昨シーズンは、試合に出場した際に大きなインパクトを残せたとは言えず、自分の強みを最大限に発揮できた場面は限られていました。
自分の持ち味をさらに磨き、得点やアシストといった結果を残せる選手になることを意識します。そのために、シュート精度の向上や、ゴール前での落ち着き、チャンスメイクの精度を高めるトレーニングを積み重ねていきます。
さらに、怪我をしたことにより筋力や技術面の低下を著しく感じました。
そこで、怪我をする前よりも患部も、パフォーマンスもより安定させて復帰したいと思います。
最後に、復帰後は「試合に絡む時間を増やし、結果を残すこと」を最大の目標とします。自分自身の成長を証明するためにも、試合に出るための準備を怠らず、どんな状況でも戦える選手へと成長していきます。
今シーズンの後半戦でどれだけ成長できるかが、今後のサッカー人生においても大きな意味を持つと考えています。これまでの悔しさを忘れず、来シーズンはさらに高いレベルで挑戦し続けます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/08/22 22:43