産業能率大学サッカー部　公式サイト

【名前】土岐泰斗
【出身】市立船橋高校
【ポジション】MF
【中島颯太からの印象】
土岐はずっとしゃべっていていつもふざけている人です。2年間一緒にいますが、何を言っているのか未だにわからない時があります。いつでもとても優しく、怒ったところを見たことないくらい、いい人です。普段の生活ではこんな感じですが、サッカーとなると普段の性格からは想像もつかないくらい頭が良く、ずっと相手を見ながらプレーしている天才君になります。少しオーラを放って、普段は見られないような表情をしています。集中してゾーンに入った土岐はもう誰にも止められません。ただ、たまにサッカーをしているときに普段の雰囲気が出る時もありますが、基本的にはサッカー中はかっこいい土岐泰斗になります。
普段はあまり頼れるような人ではないかもしれませんがサッカーになるととても頼れる頼もしい人になってくれます。たまに守備をさぼろうとしているのでそれはやめてほしいです。
今年も普段は見られない土岐泰斗が、サッカー中では見られると思いますので是非土岐泰斗に注目していただきたいなと思います。彼が必ず強い産業能率大学を作り出してくれると思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 『結果』

2024年シーズンを振り返ると、本当に多くの経験を重ねた1年だったと感じています。嬉しい瞬間もありましたが、それ以上に苦しい時間のほうが長かったことは間違いありません。自分自身にとっても、チームにとっても試練の多いシーズンでしたが、その中で得られたものは決して小さくなかったと確信しています。
 
昨シーズンはA2チームで活動することになり、より多くの試合に出場し、結果を残すことを目標に、日々練習に励んできました。自分が試合で活躍することは、チームのためにもなり、また自分自身の成長にもつながると理解していたからです。ですが、強い気持ちを持って取り組む毎日の中、練習中のスライディングで怪我をしてしまいました。
この怪我によって、チームやスタッフ、そして自分自身に大きな影響を与えてしまったことは、本当に悔しく、特にチームメイトや健さん（伊藤健一ヘッドコーチ）に迷惑をかけてしまったことが申し訳なくてなりませんでした。悔しさを通り越し、自分自身の不甲斐なさに苦しむ日々が続きました。
 
プレーできない期間は、身体的にも精神的にも非常に辛いものでしたが、そんな中で支えとなったのは、やはり仲間の存在でした。大切な仲間と過ごす時間が何よりのモチベーションとなり、約2ヶ月に及ぶリハビリを乗り越えることができました。復帰に向けて努力する中で、改めてプレーできることの喜びを実感することができました。
シーズン序盤の出遅れは、自分にとって大きな試練でしたが、同時にチーム全体としても苦しい時間が続きました。目標は「優勝」でしたが、思うような結果が出ず、終盤には6連敗を喫するなど、チームの雰囲気も決して良いとは言えない状態が続きました。最終的には、目指していた「優勝」ではなく「残留」が目標に変わり、プレーオフに回ることとなりましたが、なんとか勝利し、残留を果たすことができました。
 
個人としては、復帰後の途中出場を経て、１部残留プレーオフまですべての試合にスタメン出場することができました。しかし、年間を通じて4ゴールという結果に終わり、自分のパフォーマンスには決して満足できていません。試合に出場する以上、「勝たせる責任」がある。そのことを、改めて強く実感したシーズンでした。「結果を残すことの重要性」を身をもって痛感する一年でもありました。
個人の目標を達成するためには、まずチームの目標を達成しなければなりません。そして、そのためには、自分がどれだけ結果を出せるかが問われます。プレッシャーのかかる場面で確実に結果を出し、チームを勝たせること。周囲の期待に応えること。それがどれほど大切なのかを、改めて思い知らされました。
 
ただ、苦しい経験ばかりではありませんでした。合宿では強いチーム力を築くことができ、勝ち点を取るために何度もミーティングを重ね、チーム全員で試行錯誤を繰り返しました。一丸となって取り組んだその過程こそが、最終的な「残留」という結果につながったのだと思います。その瞬間の喜びは、これまでの悔しさに匹敵するほど大きなものでした。チームとして成長する中で、個人としても確実に成長できたと実感しています。
 
そして迎える2025年シーズン。今シーズンはトップチームへ昇格し、戦うステージが大きく変わりました。今まで以上に「個人の力」が求められる環境に身を置くこととなり、より厳しい戦いが待っているのは間違いありません。しかし、それは同時に大きなチャンスであり、自分自身の成長を証明する舞台だとも思っています。
そのために、特にフィジカル面とメンタル面の強化に重点を置き、これまで以上に努力していきます。そして、チームにとって「欠かせない存在」となり、圧倒的な結果で勝利に導ける選手へと成長したいと思います。
 
昨年シーズンの経験を糧に、今年こそさらに大きな結果を残せるよう、日々努力を惜しまず成長し続けていきます。そして何より、サッカーができる環境に感謝し、支えてくれる家族や親戚、家族同然の大切な友人、これまで関わってくださったすべての指導者への感謝の気持ちを忘れず、一年を通して覚悟を持って挑んでいきます。
多くの感謝と期待を胸に刻み、結果で恩返しができるように自分らしさ全開で、全力で頑張ります。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。