#48『飛躍の年』 椎葉勇斗(2年)
【名前】椎葉勇斗
【出身】相洋高校
【ポジション】MF
【山本琉聖から見た印象】
元相洋高校主将の肩書きを持つ彼は、中盤の落ち着き、どんなプッシャーの中でも冷静にボールを捌き、お得意のサイドへのフィードで試合をコントロールする。まさに、ピッチの司令塔。
そんな彼の一番の特徴はシュートレンジ。どんな体勢からでも振り抜き、どこからでもゴールを狙うその一撃は、GKにとって悪夢そのもの。しかし、彼の魅力はプレーだけにとどまらない。ピッチを離れれば、チームのムードメーカー。厳しい練習や試合でもチームを盛り上げてくれる存在だ。
これまでのプレーにさらに磨きがかかり、成長を続ける椎葉勇斗。彼のブログを是非読んで見てください。
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『飛躍の年』
昨年の大学サッカーを振り返ると様々なことを経験することができ、とても濃い1年だったと感じます。
2月から新1年生が集まってチームが始動しました。しかし、自分は怪我をしてしまっていたため、リハビリからスタートでした。リハビリをしながら、新1年生の活動を見ていると技術・意識・スピードなどのレベルの高さを感じました。
リハビリから復帰し、実際に自分もプレーをすると見ていた以上の迫力があり、正直この場所で自分は試合に出て活躍することができるのか、そもそも試合に出場できるのか、といった気持ちを抱きました。
4月になり、自分はB2カテゴリーとして活動することになりました。B2には新1年生が多くいるカテゴリーなので、コミュニケーションは十分にとれていましたが、サッカーとなると周りとの差を感じさせられ、前期はほとんどがベンチ外、公式戦を経験することもできませんでした。この時期は、サッカーを楽しむことができておらず、正直腐ってしまっていました。
「サッカーやっている時間より友達と遊んでいた方が楽しいし、時間がもったいない」と考えながら日々の練習に取り組んでしまっていました。そんな意識だったためか、2回の遅刻をしてしまいました。その際、怒られるだけでなく、これまでの自分の行動やサッカーに対する熱量についての指摘がありました。少し時間が経って自分なりに考えてみて気づいたことは、自分のためにこんなに怒ってくれる人は大学生になるとなかなかおらず、とても貴重なものだということです。自分はこの指摘を深く考え、自分はまた1から目標に向かって頑張るという覚悟を持って取り組むことを決意しました。
覚悟を決めて迎えた夏合宿で、自分の特徴や技術などを存分に発揮することができ、周りについていくだけでなく、少しずつ自分の中で余裕があると感じられるぐらい落ち着いてプレーをすることができました。このチャンスを絶対に逃してはいけないと思い、3泊4日の合宿をやりきることができました。
この合宿で大きく成長でき、合宿後の練習でも調子が上がっていることを実感し、「公式戦に絶対出場する」という強い気持ちで日々の練習に臨んでいました。
そして後期のIリーグが始まり、自分はスタメンで出場することができました。その後の公式戦でも、スタメンで出る試合が増え、数多くの経験をすることができました。このようにこの1年間で得たものはこの年で終わりではなく、今後も生かせると思うのでこの経験を忘れず、取り組んでいきたいと思います。
今シーズンは今のところ数多くの試合に出場できていますが、前期で1ゴール1アシストの結果しか残せていないため、まだチームに十分に貢献ができていないと感じています。
そのため、これまでの試合を振り返り改善点を見つけてそれを直す努力をしていきたいと思います。そして後期の公式戦では前期以上の結果を出しチームに貢献したいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/08/29 11:12