#28『悔しさを力に変えて』 宮川瑛光(2年)
【名前】宮川瑛光
【出身】市立船橋高校
【ポジション】DF
【永井心温から見た印象】宮川瑛光はピッチ内外でリーダーシップを取ってくれる頼もしい存在です。たまに抜けているところもありますが、それも彼の魅力の1つです。そして、DFラインからサイドへ飛んでくる高速のフィードは1級品です。そんな彼のブログは、おもしろく興味深い内容になっていると思うので、お楽しみに。
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『悔しさを力に変えて』
初めまして。永井君から紹介を受けました、市立船橋高校出身、2年の宮川瑛光です。初めてブログを書いているので、拙い文章ではありますが、精一杯気持ちを綴っていくので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
自分は大学に入り人生で初めて親元を離れ、寮生活をすることになりました。寮の先輩方はとても意識の高い人が多く、毎日刺激を受けながら生活しています。
特に、自分は同部屋の先輩がチーム内でもトップレベルで意識が高く、サッカーに向き合っていた人でした。そのおかげで今までよりも体のことや食事、サッカーについて考える時間が多くなりました。食事の面でも昼食を自炊しているのですが、そこでも先輩を参考にし、バランスを考えて作ることを意識しています。いろいろな場面で先輩からいい影響を受けることができたので、とても感謝しています。大学サッカー1年目に同部屋になることが出来て、とてもよかったと思っています。
昨シーズンは自分にとってとても苦しい1年間でした。シーズン初めに上から2番目のカテゴリーであるA2に上がることができました。先輩、同級生含めて知らない人が大半で、毎日とても楽しくサッカーができていましたが、自分は1年間通してカテゴリーでの公式戦に1試合しか出場することができませんでした。5月11日の中央大学戦が最初で最後の試合でした。
その試合は同じポジションの選手の怪我が重なったことで自分に出場のチャンスが回ってきました。しかし自分はこの試合でチャンスを活かすことが出来ず、自分のミスでチームは負けてしまいました。次の試合も本職のセンターバックは自分を合わせて2人しかいませんでしたが、メンバー外となり、出場はありませんでした。ボランチの選手が代わりに出場しており、とても悔しかったです。
そして、自分はそこから試合に絡むことはなく、ずっと試合の映像を撮っていました。だんだんと自信もなくなっていき、悩む時間が多くなりました。目の前に降りてきたチャンスを活かせなかった自分をとても恨みました。
1度のチャンスを活かすということがどれほど難しく、大事なことなのかを痛感しました。悩む時間はとても長かったですが、いつまでも落ち込んでいても仕方ないと気づくことができました。それからは試合に絡む、絡まないで一喜一憂せず、自分のプレーを常に考えるようになりました。
そして自分でも実感できるほど調子が上がっていきました。しかし、結果としてはシーズン最後のIリーグ残留プレーオフまで試合に絡むどころかベンチにも入れませんでした。
オフシーズンに入り、公式戦がなくなった週末に練習試合が入り、試合をする機会が増え、そこからも自分の成長を感じることができました。そんな中、冬のオフに入る1週間前に腰椎分離症になってしまい、サッカーから離れることになりました。
そこからは、また一人で落ち込む日が続いてしまいました。しかし再び気持ちを切り替えることができ、昨シーズンは心身ともにとても強くなることのできた1年間だったと感じています。
今シーズンは怪我から復帰し、ここまで6試合に絡むことができました。そして3ゴールを取ることができましたが他の部分で課題も多く見つかりました。
少しでも早くトップチームに上がり、関東リーグに絡むことを目標として後期も取り組んでいます。まずは目の前の課題に常に向き合い、今いるカテゴリーで試合に出続けて結果を残すということを意識しながら焦らず一つずつ成長していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/07/31 17:05