#27『経験と成長』 永井心温(2年)
【名前】永井心温
【出身】栃木SC U-18
【ポジション】DF
【木下晴陽からの印象】
彼はトップチームでプレーし、豊富な体力と高い技術力を武器にチームを支えるハードワーカーです。落ち着いていて丁寧なプレーが持ち味で、どんな場面でも冷静に状況判断できる頼れる存在です。ピッチ内外を問わず周囲への気配りも忘れない、人に優しい性格も魅力の一つです。常に成長を目指す姿で、意欲的にトレーニングに励むその姿勢はチームメイトの良いお手本となっています。その人柄とプレーで、みんなから愛されている、まさにチームに欠かせない存在です。そんな心温くんのブログを楽しみにしていてください。
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『経験と成長』
2024年の大学サッカーを振り返ってみると、様々なことを経験することができた年でした。1年間はあっという間で、ついこの間入学したのではないかと思うほど早く感じています。逆に言えば、それくらい慌ただしく、自分なりに充実した1年間を過ごすことができました。
2月に入寮し、すぐに1年生の初めての練習が始動しましたが、そのときに感じた緊張感とワクワク感は今でも鮮明に覚えています。
全国各地から様々なJユース、高体連出身の人が集まり、お互いに十分なコミュニケーションが取れていない中で行った練習を今では懐かしく感じます。
この頃の自分は、他の人のプレーを見てそれぞれの特徴を知るのもそうですが、自分のプレーをアピールすることに必死でした。最初から関東リーグでプレーすることを目標としていたので、最初に大きなインパクトを残してやろうという思いがあったからです。
しかし、大学サッカーはそんな甘い世界ではなく、入学前に自分が思い描いていたイメージとは違うスタートとなりました。1年生だけでの活動が終わり、自分はセカンドチーム(A2カテゴリー)として活動することになりました。新たなカテゴリーでプレーすることになりましたが、先輩方はとても優しくすぐに馴染むことができました。ここから本当の意味での大学サッカーが始まりました。
最初は少しだけプレースピードや強度に驚かされた時もありましたが、すぐに対応し、その後は自信を持ってプレーすることができ、先輩方に遅れることなく練習についていけている感覚がありました。しかし、細かい技術や戦術面などでは学ぶことが多くありました。
特に、このカテゴリーには4年生が多く、大学サッカーを長く経験していることもあり、学ぶことがとても多く、自分の成長に大きくつなげることができました。
そうして、Iリーグが始まりました。自分は開幕からスタメンを勝ちとることができ、シーズンを通して多くの試合に出させていただくことができました。Iリーグは関東リーグと比べて規模は小さいものの、運営から試合まで想像していたより遥かにレベルが高かったので、良い緊張感と高揚感をもって、試合に臨むことができました。
特に、普段なかなか試合をすることができない関東1部に所属する大学と試合をしたときは、普段の倍以上気合が入りましたし、高いモチベーションを持つことができました。
その中でも、シーズンを通して自分のプレーを最大限出すことに全力を尽くし、自分なりに戦い抜くことができたと思います。しかし、それと同時に勝つことの難しさを感じさせれられたシーズンでもありました。全体を通して立ち上がりから主導権を握り、自分たちがゲームを支配できていることが多い中、それに対して結果は伴わず、なかなか勝つことができませんでした。いま思えば、日々の練習の甘さが結果として表れたのだと思います。A2カテゴリーには真面目な人が多く、日ごろの練習から緊張感を持ってやれましたが、細かい所やあと一歩の突き詰めが足りていなかったのだと思いました。
後期は、関東リーグで全試合フル出場しチームの1部昇格に大きく貢献できるような選手になりたいと思います。そのために、日々のトレーニングに意欲的に取り組み、技術、身体、メンタルなど、あらゆる面で一回り成長し、一皮むけていきたいと思っています。前期で得た経験を大切にし、自信をもって堂々とプレーしたいと思います。また、家族や周囲の人々の支えや日々不自由なくトレーニングできている環境への感謝の気持ちを必ず忘れずに、気迫をもってプレーしていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/07/30 11:12