#39『目に見える結果を』 前野康成(2年)
【名前】前野康成
【出身】三菱養和SCユース
【ポジション】MF
【工藤煌耶から見た印象】
彼は、守備と攻撃なんでもできる万能型のMFです。守備では、無尽蔵の体力でピッチのどこにでもいてボールを奪いピンチをチャンスに変えてくれます。攻撃では、繊細なボールタッチとパスでビルドアップを完璧にこなしてくれます。
サッカーIQも高いため守備、攻撃どちらでも良いポジションを取って常に味方のカバーや攻撃の組み立てをしてくれて、味方にいたらとても助かるMFです。
そして、彼はピッチの中と外でメリハリがあり、チームメイトからも愛されています。そんな彼のブログを是非読んでみてください。
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『目に見える結果を』
産業能率大学2年 前野康成です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
去年を振り返って、様々なことを経験させていただいた、濃い一年だったと思います。
新シーズンが始まりリーグ戦を戦っていく中で最初はチームとしてなかなか勝ち点を取ることができず、個人としても試合に絡めず苦しいスタートでした。その中でも腐ることなく練習から自分を表現し、努力し続けたことでチャンスをもらえる機会が多くなったと思います。
特に、夏の走りのトレーニングは、去年1年間を通して特に印象に残る出来事の一つでした。体力的にも精神的にもきつく心が折れそうなことが多くありました。しかし、チーム全員で乗り越えることができ、この経験が間違いなくチーム力向上に繋がったと思います。また、週1回の試合分析ミーティングはとてもチームに良い影響を与えてくれたと思います。試合を振り返る中で、今の自分たちの課題を見つけることができ、次の週から改善していくことでチーム力は向上したと思います。その成果も実り、勝ち点を積むことができ、リーグ優勝を成し遂げることができました。
そして迎えたチャンピオンシップ初戦では拓殖大学に敗れ、全国出場には次の試合での勝利が絶対条件という状況でした。その試合では初めての全体応援。今まで感じたことのないような声援と緊張感を味わいました。たくさんの人に応援していただいた中で勝利し、最高の形で全国大会出場を決めることができました。
全国大会では様々なアクシデントもありながら、1年間勝つことのできなかった拓殖大学に勝利し決勝まで駒を進めることができました。この試合ではチームにとって非常に大きな意味を持ち、自信に繋がる試合でした。
しかし、決勝の関西学院大戦では相手のレベルの高さを実感し、自分自身何もすることができず終わってしまいました。全国大会の決勝という大舞台で思うようなプレーができなかったことがとても悔しく、大きな課題として克服するべき点だと感じています。しかし、とても貴重な経験の中で、自分の課題が明確になった良い機会になったなと感じています。
また、全国大会に出場することができたのは先輩たちの存在が大きかったなと感じています。ピッチ内外で常にいい影響を与え、厳しい場面でもチームを引っ張ってくれた姿はとても印象的です。そういったチームの雰囲気や勢いが良い結果に繋がったと実感しています。そのおかげで、シーズンを通して高いモチベーションを維持し、勢いのあるチームになったのではないかなと思います。それを今度は自分達が後輩に還元しなければならないなと強く感じています。先輩たちのようにピッチ内外でいい影響を与えられる選手になれるよう努力していきたいです。
個人としては、昨年試合に絡むことができるようになった点は良かったものの、数字としての結果を出せなかったことが最大の課題だと感じています。チームの勝利に貢献するには、ゴールやアシストといった目に見える結果を残すことが求められると思います。
今年の後半戦は、この課題を克服し「目に見える結果を」を目標に努力していきます。
そして、支えてくれる家族や親戚、友達、今までお世話になった人たちに結果で恩返しができるように努力していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2025/08/14 12:20