報われるまで。 田口裕真
報われるまで。
ピッチ内外で周りを沸かせる王様。谷からバトンを受け取りました。経営学部3年田口裕真です。拙い文章になると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
先週の日曜日で前期が終わったため、この半シーズンを振り返っていこうと思う。
副将としてチームを引っ張る立場として始まった今シーズン。シーズンが始まってから、なかなかコンディションが上がらないなかでの沖縄遠征最終日、琉球FCとの試合。トップチームのメンバーボードに自分の名前はなかった。プロを目指す自分にとって、理想と現実とのギャップがあまりにも大きかった。何にも代えられない失望感と自分への苛立ちでいっぱいだった。
その日の夜、沖縄のホテルのお風呂で齋藤勇真くんと語ったのを覚えている。メンバーに選ばれずに落ち込んでいる自分に対して、勇真くんは「前に進むしかない。明日の試合、死ぬ気でやろう」と力強く話していた。それを聞いて、前に進むしか選択肢はない。止まったら終わりだなと思った。次の日サテライトの試合に行ったが、結果は無得点。結果を見てもプレー内容を見ても酷い出来だった。しかし、気持ちは前を向いていた。「大丈夫。止まらず前に進み続ければ必ず上手くいく。」そう信じて、どんなに上手くいかなくてもなんとか歩みを前に進めた。トレーナーの伊藤さんと個人の身体の特徴に基づいた身体動作について学んだり、新しく、身体の使い方や連動性、可動域を広げる初動負荷トレーニングや低酸素トレーニングのパーソナルに通うなど、自分の成長により向き合う時間を増やした。
迎えた関東リーグの開幕戦。スタメンで試合に出場することができた。試合には負けたが、苦しい状況でも前に進み続けた自分に少し自信を持てた。その後のリーグ戦では、順天堂大学戦、上武大学戦と2試合連続ゴールを決めて乗っていたが、5月24日の山梨学院戦後半終了間際、5対0のビハインドの中、れおんくんがPKを獲得した。得点に飢えていた自分はれおんくんからキッカーを任せてもらい、PKを蹴った。自信を持って振り抜いた。しかし、ボールは左に外れてPK失敗。このプレーが今季2度目のトンネルの始まりだった。次の試合の中央学院戦ではキーパーを抜いた後の無人のゴールを外し、アミノバイタル初戦でも延長後半、チームの勝利が懸った重要なPKを外した。自分の実力不足を感じるとともに毎日の積み重ねがなかなか報われないことがもどかしく、悔しかった。「なんでこんなに上手くいかないんだろう」と何度も思った。
苦しい日々が続く中で、ある映画を見た。僕の好きな球団、阪神タイガースの元選手である横田慎太郎選手の生涯を綴った、栄光のバックホームという映画である。その中で出てきた、「起こることには全て意味がある」という言葉に感銘を受けた。どんなに辛い状況になったとしてもそれには意味があるのだと。人の出会いや別れ、成功や失敗、そのタイミングにも意味がある。そう話していた。その言葉を聞いて、この苦しい状況にはきっと意味がある。成功するための通過点にすぎない。けど、前に進むことを止めたらそれはただの失敗になると思った。報われるまで自分のやるべきことをやり続けた。
そこから、3週間後の7月5日作新学院戦。
2か月ぶりのゴールを決めることができ、前期最終節を良い形で締めくくることができた。「本当に逃げずにやってきて良かった。」そう心から思った。試合後、同じ境遇でもがいていて、共に高め合ってきた佐々木登羽や山本悠太が喜んでくれていた姿を見て、良い仲間を持ったなと思った。
「どんな苦しい状況になっても逃げないし諦めない。結果が出るまで前に進み続ける。」そんな当たり前のようで難しい大事なことをこの半シーズンで学んだ。
最後に、
全員の持てる力のすべてをこの青山学院大学体育会サッカー部に注ぎ込み、今年こそ関東2部昇格を掴み取り、最高の青学ファミリーで最高の景色を見よう。
次のブログは、淵野辺の会で最も出席率の悪い町田柊です。最近、ゴラッソを決めノリノリの彼のブログに乞うご期待を!
2026/07/08 13:07