選手の自立に向けた私たち大人の役割
どうも、謙です。
早々と梅雨が明け本格的に暑くなりましたね。
熱中症対策として小まめに休憩を入れながら取り組んでいます。
そんな中、今回は
選手の自立に向けた私たち大人の役割について
少し書きたいと思います。
最近は暑くなり水筒の水もすぐになくなります。
そんな中、水筒の水が無くなってもそのままにしている選手。
親御さんから「お水あるね?」と声掛けがあって動き出す。
自分に必要なことは
選手として当然自分自身でやってもらいたい。
5・6年生なら出来るはず。
保護者さんのサポートはチームにとって必要不可欠です。
ただ、受身な選手が多い。
言われてから動く。
言われないと動かない。
サッカーというスポーツは攻守の切り替えが激しく
ゆっくり考える時間はありません。
スタッフが1プレーごとに指示を出すこともできませんし
そのような指導は選手の成長になりません。
せっかくサッカーをしているなら
自分で判断し実行する力をつけて欲しい。
試合の合間の時間
選手同士でミーティングや練習をする選手がいれば
すぐ保護者さんに寄っていく選手もいます。
「自分の子に言いたいことはたくさんあるけど
グッと飲み込んで見守りました」
と話してくれる保護者さん。
言いたくなりますよね!
すごく分かります!!
でもそこで距離をとり見守ってくれる事に感謝です。
グラウンドでは選手同士の時間を過ごして欲しい。
親御さんのサポートは必要な時に必要最低限だけ受けて
あとは自分とチームメイトで解決する。
それが自立の一歩目。
選手たちにはこれから何度も話していかないといけないなと思います。
先日の試合では
数名の選手の忘れ物がありました。
保護者の方も気付いてはいたけど
本人が確認しないから家に置いて来ましたと話されていました。
これも本当に感謝です。
忘れ物を未然に防いであげることは選手の成長に繋がりません。
忘れ物をすることはチームに迷惑がかかります。
サッカーに取り組む準備が出来ていないということで
スタッフから怒られることもあります。
しかし、忘れ物をしてしまった今日をどう過ごすか
ボールやユニフォームがないならどう動くか
忘れ物を未然に防いで練習するよりも
そうやって考える方が何倍も選手の成長に繋がります。
そして次から忘れ物をしないように
自分で考え動くことができるようになります。
親がどうにかしてくれるだろうは通用しません。
選手たちと日頃から関わっていると
私たち大人が入り過ぎないことが
成長の近道なんだろうなと感じます。
選手同士で試合のメンバーや攻守の作戦会議も大切な時間。
選手は勝つために必死に考えます。
スタッフが全てやってしまえば簡単ですし
ある程度は想定の範囲内で進みます。
しかし、選手たちが決めることで
上手くいかない状況に直面し悩みます。
スタッフは改善策を分かっていても
あえて口出しをせず様子を見ながらヒントを提供します。
それは意地悪ではなく考える力を伸ばすため。
そう考えると勝っても負けても意味がある。
私たち大人が結果のみに拘ることは絶対に良くない!
1番勝ちたいのは選手。
その姿や過程をサポートするのが私たち大人の役割。
そんな事を最近改めて考えています。
しかし
選手たちだけでは出来ないことはたくさんあります。
そこをいつもサポートしてくれる保護者さんには
絶対に感謝の気持ちは忘れてはいけない。
それは選手とスタッフ一緒です。
当たり前じゃない。
選手の成長のために
日々試行錯誤しながら歩んでいきたいと思います。
2025/07/01 10:22