『駆け抜けたいと思える場所』/西川和佳奈
平素よりお世話になっております。
沖縄遠征で一緒に食トレをした同期の茂木祐弥からバトンを受け取りました、青山学院大学体育会サッカー部二年マネージャーの西川和佳奈と申します。
怪我に悩まされる彼ですが、めげずに自主トレに励む姿や、学年を引っ張る存在としてリーダーシップを発揮する姿には私も日々力をもらっています。早くピッチを駆け回る姿を見せてほしいです。
一年前、何かを得たくて他大学のマネージャーのブログを読み漁っていました。隣の芝は青く見えるもので、そこに綴られている日々を自分と比べては、羨ましく思っていたのだと思います。ですが、今回このブログを書くにあたって一年前のブログを読み返してみると、楽しそうなことばかりが書かれていて、自分の気持ちを素直に表現できていませんでした。今年は、今の自分だからこそ綴れる想いを飾らずに書いてみようと思います。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
ちょうど一年前のこの時期から、私はマネージャーを続けるべきなのかと考え始めました。明確な目標があったわけでもなく、何を目指して頑張ればいいのか分からなかった私にとって、この環境に居続ける意味が分からなくなっていました。嫌になるほど考えても答えは出ず、オフシーズンに入りました。
そして、迷いを抱えたまま新体制での活動が始まろうとしていた頃、マネージャーは私一人になりました。あまりにも突然のことで戸惑う中、自分にはできなかった「辞める」という選択をした人たちを羨ましく思いました。私も何度も迷っていたはずなのに、結局その決断に踏み切れなかったからです。
それでも新シーズンは始まり、合宿も控えていたため、立ち止まって考える間もなく、目の前のことに追われるように動き始めました。それまで六人で分担していた仕事を一人で背負うことになり、業務量の多さだけでなく、同じ立場で悩みや気持ちを共有できる人がいなくなったことも、私にとっては大きな負担でした。
練習前はトレーナーとして選手のテーピングを巻き、グラウンドに出ればボトルの準備などのマネージャー業務を行う。その後はバイトへ行き、帰宅してからは広報として深夜までSNSの作成に追われる日々。自分の正式な役職は何か分からなくなるほど、気づけば一日のほとんどをサッカー部のことを考えて過ごしていました。
今振り返れば、誰が見ても大変な状況だったと思います。それでも、それを口にしたところで同情されるだけだと思っていましたし、結局向き合うのは自分自身です。何より、自分が選んだこの環境で、一人で過酷な状況に置かれていることを認めるのが嫌でした。自分のプライドもあり、目の前のことだけに集中することで、苦しさから目を逸らしていたのだと思います。
もちろん、すべてが辛かったわけではありません。一人で帯同した二度の遠征や天皇杯予選など、ここでしか味わえなかった出来事や、一人になったからこそ任せてもらえた経験もありました。最初は戸惑うこともありましたが、一つひとつの経験を重ねる中で、少しずつ自分の判断に自信を持てるようになりました。
そして春からは、後輩マネージャーも加わりました。仲間が増えたことを嬉しく思う一方で、まだまだ一人前とは言えない自分が、今度は後輩を指導する立場になったことに戸惑うこともありました。私自身、まだ誰かに教えてもらいながら成長したい、もう少し甘える立場でいたいと思うこともあります。それでも、活動していく中で、自分が教えることで初めて気づくことや、自分自身が学ばされることも多くありました。まだまだ頼りない先輩ではありますが、一緒に成長していけたらと思っています。
そんな日々を過ごす中で、改めて周りにいる人たちの存在の大きさを感じるようになりました。
私の思いつきのような提案やちょっとした相談にも、いつも親身になって耳を傾けてくれる先輩。少し頼りないところもあるけれど、私の何気ない変化に気づき、輪の中に入れてくれる同期。何気ない一言で笑わせてくれる選手。そして、一緒に頑張ってくれる後輩。
青学サッカー部は本当に素敵な人たちばかりです。
サッカー部の好きなところを挙げればきりがありませんが、そんなみんなの人柄に触れ、試合に勝って喜ぶ姿を見ていたいと思うことが、今の私がマネージャーを続ける理由の一つなのだと思います。この人たちのためならどこまでも駆けつけたい、心の底からそう思います。
一人になったことで、私は「一人で頑張らなければ」と思っていました。でも、振り返ってみれば、決して一人で頑張ってきたわけではありませんでした。自分では気づかないところでたくさんの人に支えてもらい、今の私がいるのだと思います。
そんな人たちへの感謝を忘れず、今自分にできることと向き合いながら、一年後のブログがもっと前向きな言葉で溢れるよう、全力で頑張ります。
最後になりますが、日頃からチームを支えてくださる皆様に心より御礼申し上げます。
皆様への感謝を胸に、選手・スタッフ一丸となって前へ進んでまいります。今後とも青山学院大学体育会サッカー部への温かいご声援をよろしくお願いいたします。
次は、最近筋トレを頑張っている宮ア恭輔です。
彼女とのドライブデートを夢見て日々車校に通っている彼ですが、「煽り運転度が高いらしい」と満面の笑みで報告してきました。それだけは勘弁してほしいです。
そんな彼らしいブログを、ぜひお楽しみに。
2026/09/10 17:53