青山学院大学体育会サッカー部オフィシャルサイト

1995年入学 中村 武彦さん(Blue United Co.)

 

第4回はニューヨーク在住、スポーツマネジメントで日本とアメリカの架け橋となるべく活躍中、ブルーユナイティドCEOの中村武彦さんです。現在、新型コロナウィルスの感染拡大により全米が未だ嘗てない社会情勢を迎えています。中村さんは、このタイミングを新しい価値観を創造するべき時であると捉えています。「青学愛」は誰よりも強い…そんな中村さんの想いを是非ご一読ください。今回は前編となります。

著書:
「MLSから学ぶスポーツマネジメント〜躍進するアメリカサッカーを読み解く(東洋館出版)」。
受賞等:
2015年UMASS「Alumni on the rise Award」
2017年東京ニュービジネス協議会 「国際アントレプレナー賞」
2018年及び2019年SPIAアジア「年間最優秀国際スポーツイベント賞ファイナリスト」等
2019年サッカー本大賞

【Q1:現在のお仕事のサッカーとの関わりを教えて下さい。】
自分自身、ここまでのキャリアを振り返りますと、グローバルサッカービジネスにずっと従事してきました。メジャーリーグサッカー(M L S)国際部、F Cバルセロナ(F C B)国際部、アレッサンドロ・デル・ピエロ選手ジャパンツアーなど。これらの経験をもっと多くのクライアントに提供できないものかと考えてBlue United Corporationを2015年に起業しました。
現在はNY、東京、長野の3拠点にて、日本人とスペイン人のスタッフたちでグローバルスポーツビジネスを展開するブルー・ユナイテッド・コーポレーション (www.blueutd.com)の経営をしております。事業は大きく4つに分けることが出来ます:@海外事業開拓、Aパシフィック・リム・カップ、BeSports、C留学。

一つ目はクラブ・リーグ・企業・アスリートの海外進出をクライアントに代わって実施する「海外事業開拓」です。クラブで言えば鹿島アントラーズのグローバル・ストラテジー・オフィサー(G S O)としてアントラーズニューヨーク拠点の支店長を務めたり、セビージャF Cの日本におけるデジタルマーケティングを手掛けさせていただいております。リーグの例としてはメジャーリーグサッカー(M L S)の国際スカウト業務を過去15年間歴任。アスリートで言えば、日本人として初めてM L Sにドラフト1位指名をされた遠藤翼選手のマネジメント業務に従事し、企業で言えば、ヤンマーとNYレッドブルズのパートナーシップの交渉エージェント及びマネジメントをしております。

二つ目は、他人のビジネスのお手伝いだけではなく、自分たちでビジネスを創出しよう、という考えの元、2018年よりハワイにてJリーグとM L Sが毎年対戦をする「パシフィック・リム・カップ(www.pacificrimcup.com)」という国際サッカー大会を創設し、そのオーナーをしております。2018年はコンサドーレ札幌が優勝をし、2019年はVファーレン長崎が優勝を飾りました。海外において国際サッカー大会のオーナーを務める唯一の日本人としてこの大会はいくつもの国際的な賞も受賞し、大会の将来性に期待をしていただける声を多くいただけていることは嬉しいです。

三つ目は、プロのFIFA20 eSportsチーム「Blue United eFC (www.blueutd.com/efc/)」を2018年に立ち上げ、その経営もしております。チームは現在アジアナンバーワンで2年連続「FIFA eクラブワールドカップ」にアジア代表として出場し、A Sローマ、マンチェスターシティ、F Cバーゼルなどと好試合を展開しています。

四つ目は、海外へのスポーツ留学です。ただし、誰でも受け付けるのではなく、年間5名ほどに限定しています。そうでないと学生への手厚いサポートができませんし、留学斡旋業者を目指しているわけではありません。青学サッカー部で言えば、福間悠仁選手のスペイン・エルチェC Fへの短期練習参加。東京学芸大学の半谷陽介(F C東京)のU M A S Sへの留学でリーグ新人王獲得。J F Aアカデミーの遠藤翼のメリーランド大への留学後のM L Sへのドラフト指名などがあります。

【O2:現在、COVID-19の影響でニューヨーク滞在は大変な状況下と思います。サッカーに関して、お仕事に関して新たに見出したこと、発見したことはありますか?】
そうですね。実は軽症のコロナにかかった経験があり、今は全快しましたが、その時は怖い想いもしました。先ずは全ての物事が「当たり前」ではなく「ありがとう」であることに気がついたということ。そして足りないことに文句をいう前に足りていることに感謝すること。今まではあれば、このような感謝の感覚が鈍っていた気がします。また、生きていることも当たり前ではなく、常識と思っていることも当たり前ではなく、常に「意識の進化」が必要であることに改めて気づかされたと思っています。「今のまま」が未来営業続く錯覚ではなく、全てが当たり前ではないという意識を持ち続けること。

「アフター・コロナ」と言いますが、ワクチンが出てきても全く同じ世界に「後戻り」することはないという感覚。例えば9・11のテロ以降、セキュリティは厳しくなり、飛行場には早めに行かないといけなくなったり、機内持ち込みできる水分やアイテムに制限が設けられたり、色々と不自由になりましたが、それが新常識となりました。
スポーツ界で言えば、恐らく今後スタジアムに入るためのチェックポイントが増えたり、マスクや薬品は携行必需品になったり、座席間隔が空いたり、高価なガラス張りのスカイボックスが増えたり、試合観戦に行く際には2週間前から隔離している証明書を提出しないといけないとか、色々な不自由と新常識が出てくると思います。そのためにも宮崎先生にも少しご相談させていただきましたが、C O V I D19以降のスポーツビジネスがどうなるのか?「人を集めてナンボ」であったスポーツビジネスにおいて「3蜜を避けたスポーツビジネス」になるのか?日本の基幹産業になるにはどうしたら良いのか?スポーツビジネスのお手本と言われてきた海外のスポーツビジネス自体覆っているので、日本が世界を牽引することも可能になるのか?などを今年から東京大学の社会戦略工学研究室にて共同研究をし、論文博士取得を目指すこととしました。

少し太極的にこのC O V I D19を見た時、地球が悲鳴をあげたのかな?と思いました。大気汚染、環境汚染、石油枯渇、温暖化、紛争、などなど。このまま行っていたらもっと危機的な状況になっていたのかもしれないな、と(サッカー界で言えば異常に高騰化した放映権料や、年俸、移籍金など)。今もしんどいですが、自宅退避していれば良いだけです。それで空気が綺麗になったと聞いたり、空が青くなったり、自分たちの子供たち、次世代により良い地球を渡せるきっかけにならないものかな、などと考えたりしています。

【O3:日本と米国の架け橋としてサッカーを通して活躍されています。最も印象的な、心に残るお仕事について教えて下さい。】
ありがたいことにいろいろな感動体験をさせていただいており、それ自体がスポーツビジネスに従事する醍醐味だと思っています。
自分自身のキャリアを振り返ったとき、世界中の様々な人々と仕事をしてきました。世界で一番勢いのあるメジャーリーグサッカー(MLS)で自信満々に働いているアメリカ人たち。カタルーニャのアイデンティでありシンボルでありそして歴史そのものであるFCバルセロナで働くカタルーニャ人たち。神様と言われるアレッサンドロ・デル・ピエロの事務所で誇り高く働くイタリア人たち。そんな人々と一緒に働いてきたキャリアの中で感じた日本人としての自分の存在。
サッカーというものが今の自分を形成し、世界のどこに行っても僕に居場所を作ってくれました。そして今まで培ってきたスポーツビジネスの知見と、国際事業の経験を用いて、日本人が自信をもて、誇りに思え、自分たちのアイデンテティを体現できるようなサッカーを作り上げることに寄与できればと今は考えています。
自分自身気がつけば人生の2/3以上が海外での生活となりますが、心は生まれた日本人のままです。海外のものがよいと決めつけたりするのではなく、海外で感じたこと、学んだことなどを日本流にアレンジをする「和魂洋才」の気持ちを持ち続け、日本のスポーツビジネスの発展と国際化に貢献して行くことができたら、と思っています。

(前編以上 第5回に後編を掲載します。)

最新の試合結果

  • 【2019/11/23】
    関東大学リーグ
    vs 国士館
    ○2-1(2-1,0-0)
  • 【2019/11/23】
    関東大学リーグ
    第9位
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    最新順位表はこちらをご覧ください

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※TR:練習 TRM:練習試合
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