青山学院大学サッカー部オフィシャルサイト

『お前は何も変わらなかったな』/須藤稜太

ひとまず引退して一週間半、率直に今思うことは青学サッカー部最高だったなってことです。こんなに楽しくていいの?と途中からは当たり前の日常を疑いました。それぐらい毎日が楽しく時間が永遠に感じました。当時は、毎年引退ブログで最高と書く先輩方の気持ちが分かりませんでしたが、今ならはっきりとその気持ちが分かります。そんな楽しさを一番に与えてくれた同期には感謝しています。本当に楽しい日常をありがとう。


そして、ブログを書くにあたり、去年のブログを見返してると、小泉洸くんの「結果がすべて??」というブログが出てきました。これを見て僕は考えさせられました。こうしてすべてが終わって最高だなと思えるのも今まで結果にこだわって打ち込んだからなのか?と思いました。他の選手からしてみれば、そんなことを言っておいて最後をサテビーで終えているじゃないかと思う人もいると思います。それに関しては本当にその通りで実力不足そのものです。だけど自分なりにその時々で目標を設定しなおして本気で取り組み四年間とにかく走り続けました。10か月間の留学を経て、サッカー以外のことも沢山学びましたが、この四年間サッカーが好きでこの部活に入ったので、このブログはひとまずサッカーについて書こうと思います。
 
何故か分かりませんが、私にとって関東リーグに出てる人がかっこよく映りました。それは、チームを代表して闘い、プロを輩出する関東リーグでひたむきに本気になってる姿に単純に惚れたからです。心の底から尊敬しています。そんな中、四年間やりきって自分も関東出れたらなんてそんな感じで1、2年生の頃は思ったり思わなかったりしてました。そんな生半可なやつが出れるわけもなく、僕は壁にぶち当たったては、

何も考えず練習をただ“こなす”ということをしていました。自分の調子のよい時だけ楽しみ、そうでないときは、目標から目を背けてサッカーを“こなす”だけの日々でした。そんな“こなす”日々が僕が本気になれなかった時間たちです。ただそんな中でもその時々で必死に自分なりに目標を見つけて、確かに今年はトップに上がれないかもしれないけど、今年サテビーで活躍して絶対にトップ上がってやると思ってやったり、その時々で自分で本気になれる意味付けをしながら必死になりました。そうしていると、3年時にトップチームに昇格する機会もありました。まあその後いろいろあり10か月間の留学をしますがここでは話が脱線するため割愛します。


帰国後のカテゴリーは一度サテエーを経験したのちにサテビーに落ちる事になりました。そこで初めて、関東リーグ出場という目標が今年とかそういう事でなく不可能なものと気付き、半信半疑から断念に変わってからは確かに練習を頑張ろうと意志はあるものの明らかに以前のような活気もなく、サッカー人生で初めてサッカーそのものが楽しくなくなりました。そうしてもがき続ける中で思ったのは、あれこのまま引退してしまう、ということです。こんなにも楽しいメンバーといるのにこんな悲しい終わり方をしたくないと感じたときに思ったのが、

「そもそも俺って青学サッカー部でプレーできるような立場だっけ」という疑問でした。10カ月も籍をあけておきながら、のうのうと帰ってきて、なんの変化を感じずとも許容してくれたこのサッカー部にいる事をなぜ噛み締めながらサッカーをしないのだと本気で気づきました。

マジで当たり前のことだと思っているかもしれませんが、本当に当たり前じゃないんです。皆さんは気づいてないかもしれませんが、留学の10か月間ではたから見てどれだけ青学サッカー部というものが楽しいものかに本当に気付きました。だから、自分の目標は達成出来ず悔しい気持ちはあるけれど、そこに気付けたからこそ、また新たに目標を設定して走りだそうという気持ちになれたんです。そこからのIリーグはとにかく走り回り、球際で負けずにいこうと意気込み、チームも三連勝で最高の形で青学サッカー部を終えたと思っています。


まあ何が言いたいかというと、自分が一度決めた目標に囚われることは悪いことじゃないけど、そんなことを言わずに本気になるということです。

他の選手からしてみれば、一度決めた関東出場を達成できず、四年の最後をサテビーで終え、何を言ってんだと思うかもしれません。入部前に思い描いたような関東出場という景色は見れなかったけれど、色々ありながらもトップチームに昇格出来たり、留学先アメリカの地で、言語すら分からないのにチームを見つけ、ラウールカップで準優勝したり、目標を見失いながらも再度走り出して引退試合を勝利で飾れたりと、目標を設定しては取り組むということに励み続けました。

4年間を通して一瞬でも本気になれなかった自分に対して悔しい気持ちしかありませんが、本気になれなかった自分に対して本気で悔しいと思えたのも本気でやった時間があったからだと思います。そんな多くの熱狂的瞬間と青学特有の楽しいパワーを貰いながら過ごすことが出来て最高です。
青学サッカー部、本気な四年間をありがとう。


p.s
テーマにある「お前は何も変わらなかったな。」という言葉は、寝坊した時、松井直コーチから言われた言葉で、良い意味にも悪い意味にも捉えこれからの人生も本気になります。
あとマジで文章長くなってすいません!!!

  
2022/11/11 13:10
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